魔女の宅急便【Kiki’s Delivery Service】・ジブリ

ジブリのアニメでも特に良く知られている「魔女の宅急便」

元々ジブリから始った話ではなく、制作を依頼され、当初は70~80分程度の中編の映画の予定が最終的には100分を超える作品となりました。

また、映画になった場面は物語の一部で、物語にはその後があります。映画では語られなかったその後の物語や結末等も紹介します。

魔女の宅急便はジブリに持ち込まれた企画だった

Kiki's Delivery Service

元々の始まりは映画のプロダクション会社である風土舎が角野栄子の児童文学『魔女の宅急便』の長編アニメーション化の企画を立ち上げたが、「宅急便」がクロネコヤマトの商標登録であるため、まず何より先にクロネコヤマトへスポンサーになるように働きかける。

だが、クロネコヤマト側は難色を示していたが、クロネコヤマト社のトレードマークであるクロネコが魔女の宅急便にも重要な役で出演するため、徐々に態度を変えていき、最終的にはスポンサーとなることを了承しました。

長編アニメーションとしては製作期間が短く、宮崎の役目はプロデューサー、脚本、絵コンテ、監督の4役をこなすこととなり、過去の作品で行っていた作画のチェックは別の人が担当していた。

また、音楽担当である久石譲も自身のアルバム制作とスケジュールが重なり、かなりタイトなスケジュールの中音楽打ち合わせから演奏録音までが公開ギリギリに完成するという状態だった。

最終的に日本テレビもスポンサーに加わりテレビCMなど広告宣伝面にも力が入った結果、観客動員数264万人、配給収入21.5億円と前作『となりのトトロ/火垂るの墓』の3倍以上を記録した。

1978年(昭和53年)公開の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の記録を抜いて当時の日本のアニメーション映画の興行記録を更新した。

キキとウルスラの主役級の2人を当時声優3年目の高山みなみが1人で担当している。

高山は元々ウルスラ役のオーディションに参加していたが、難航していたキキのオーディションにもその後参加しキキ役として合格、その後宮崎駿監督たっての希望でウルスラも担当することとなった。

そして、主題歌にはユーミンこと荒井由実が歌う既存の楽曲「ルージュの伝言」(オープニング、アルバム「COBALT HOUR」に収録)と「やさしさに包まれたなら」(エンディング)が採用され、映画公開当時リバイバルヒットとなった。

主題歌を決定する際、プロデューサーを務める鈴木敏夫が会議直前に行った松任谷由実のコンサートに触発を受け、書き下ろし曲ということで監督の宮崎駿に提案した。

もともと宮崎は若い頃にユーミンの楽曲を聴いていたため、それがこの時の採用につながった、と鈴木は発言している。

しかし期間内に曲が書けなかったため、既存の曲での選曲となった。

「中央フリーウェイ」も候補に挙がっていたが、東京都内の具体的な地名が歌詞に入っているために取りやめたという。

なお、「やさしさに包まれたなら」はシングルとアルバムでアレンジが異なり本作で使用されたバージョンはセカンドアルバム「MISSLIM」、40周年記念ベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」等に収録されている。

映画は全6巻の原作の2巻分の内容。その後のキキは・・・

Kiki's Delivery Service

原作は全6巻キキの13歳から35歳までの物語です。

全体のストーリーはキキが宅急便の仕事を通して様々な出会いや別れを繰り返していく中で経験を積み、成長を読むストリーリーとなります。

原作の3巻ではキキは16歳になっており、トンボが遠くの町の学校へ通う事が決まり、キキの遠距離恋愛(片思いかも?)が始ります。

定期的にトンボからは手紙がきます。次の夏休みは帰ってくるものとばかり思っていたら、トンボは虫を取るために山にこもる。という楽しそうな文章がかいてありました。

そのことにキキは期限を悪くしますが、時折送ってくるトンボの手紙から徐々に態度を軟化させていきます。

そしてキキは二十歳となり、結婚の憧れやトンボとの進展具合が思ったほど進んでいない為キキの心はモヤモヤしています。

そんな時に出会ったのがサヤオさんというドレスデザイナー

サヤオは魔女であるキキに興味を持ちアプローチをかけてきますが、キキは冷たくあしらっていましたが、彼の作るドレスをみて感動します。

その後ひともんちゃくありますが、最終的には「自分の結婚式のドレスを作ってほしい。」とトンボと結婚したいという気持ちを再確認します。

(その後2年後に晴れてトンボとキキは結婚します。 ただ、原作ではこのあたりの内容については時に記載が無く、結果のみ箇条書きにされています。)

そして最終巻である結婚後13年たった時、キキの双子の子供の男の子の「トト」と女の子の「ニニ」が生まれていました。

最終巻の主人公はその双子の子供で、その年齢もキキが村を旅立つ年齢となっています。

魔女候補のニニは魔女となりたいのか、やっていけるのか、他の道に進みたいのか?に結論を出せず、キキもニニもイライラを募らせていました。

一方のトトは魔女に興味があり、色々と積極的な行動を超すも男子は魔女にはなれない。

最終的にはニニは魔女になる決意をして練習を開始し、トトは箒で空を飛ぶことができなかったためか、気持ちが吹っ切れた模様です。

その後の2人はニニは魔女として旅立ち、トトは半分魔女という従来にない形をさぐり、魔女の様な生き方を模索していきます。